赤ちゃんが日焼けしたらどうする?対処法&肌を守るケア方法

日差しも強くなる春夏は、お散歩やお出かけを楽しむ赤ちゃんも増える季節。しかし、赤ちゃんの肌は大人と比べてとってもデリケート。ちょっとした日焼けでも、肌が赤くなったり、肌荒れややけどのような症状を引き起こすこともあるため適切な対策が必要です。
ここでは、赤ちゃんが日焼けしてしまった時の対処法や、肌を紫外線から守るための予防・対策についてお話しします。赤ちゃんの肌を紫外線から守り、健康的に保つためにぜひ参考にしてください。
赤ちゃんの日焼けは将来の肌にも影響する?!

赤ちゃんの肌は大人の半分程度の薄さでバリア機能も未熟なため、大人以上に紫外線からのダメージを受けやすいほか、特にアトピー体質のある子どもは、紫外線の影響に敏感で、皮膚に赤みや痒みが起こりやすくなるため注意が必要です。
日焼けは、軽度とはいえ、皮膚が炎症を起こしてやけどをしているときと同じ状態。日焼けすると、皮膚が赤くなりヒリヒリとした痛み現れ、黒くなったり、ひどい場合、腫れや水疱も生じます。
また、紫外線は肌のバリア機能の働きを弱め、乾燥肌の原因にもなります。肌のバリア機能は、「外部刺激から肌を守り、肌の内部の水分を保つ役割」を担っているため、このバリア機能がダメージを受けると、肌の水分を失い乾燥が進み、さまざまな肌トラブルを引き起こすのです。
さらには、日本小児皮膚科学会によると、日焼けは日光の紫外線により起こり、紫外線をたくさん浴びすぎると、しみやしわなどの皮膚老化を早めるほか、将来、皮膚がんの発症リスクを高めることが分かっています(※)。
特に肌の弱い赤ちゃんが紫外線を長期間浴びすぎてしまうと、将来の皮膚にも様々な影響が生じるため、適切な紫外線対策が欠かせません。
※ 参考文献:日本小児皮膚科学会 お役立ちQ&A こどもの紫外線対策について
紫外線を浴びることはデメリットだけではありません。紫外線は骨を形成するのに必要なビタミンDを体内で生成する効果もあり、適度に浴びることは子どもの骨の発育や健康維持に大切です。まったく外出しないなど紫外線を過度に避けるのではなく、帽子や日焼け止めで対策をしながら、外遊びを楽しむことが大切です。
赤ちゃんが日焼けしてしまったときの対処法は3STEP!
赤ちゃんが日焼けしてしまった時は、慌てずに適切なスキンケアをすることが大切。軽度の日焼けの場合は、「冷却・保湿・水分補給」の3STEPを押さえて適切なケアをすることで、大体の症状はよくなります。
STEP1. まずは患部を冷やす

赤ちゃんが日焼けしてしまったら、まずは赤くなった肌をよく冷やして炎症を抑えます。
日焼け止めを塗っている場合は、冷やす前にやさしく洗って落とします。この時、赤ちゃんの肌は日焼けによって非常に敏感になっているのでゴシゴシするのは厳禁。
濡らした冷たいタオルを肌に当てて、15~30分程度を目安に冷やしましょう。タオルは洗い直したり、こまめに交換するなどで患部を冷やしてあげましょう。
シャワーで冷やす場合は、ぬるめの温度設定と弱めの水圧で肌を刺激しないように患部を冷やしましょう。保冷剤を使う際は直接肌に当てるのは避けて、必ず保冷剤をタオルで巻いてから肌に当てるようにしましょう。
STEP2. 冷却後はたっぷりと保湿ケアしよう

日焼けした後の肌は非常に乾燥しやすいため、冷却後は、アロエベラジェルや保湿ローション・クリームなどをたっぷりと塗り肌に潤いを与えましょう。鎮静効果のあるアロエベラは肌の炎症や痛みを和らげる効果が期待できます。
また、日焼けした肌は特に敏感なため、低刺激な保湿剤を使って、優しく保湿することを心がけて。特に夏場はべたつきにくいローションタイプの保湿剤がおすすめです。
保湿ケアは日焼けしたその日だけでなく、1週間程度を目安に保湿するのがポイントです。
STEP3. 水分補給も忘れずに
日焼けすると体の水分も失われやすいので、十分な水分補給が必要です。水や麦茶などのお茶をこまめに与えて、体内からも肌を潤すことで回復を促しましょう。
体内の水分が不足すると脱水症状を引き起こしやすいため早めの水分補給を心掛けて。
こんな場合は早めに皮膚科へ受診を

軽度の症状であれば自宅でケアをしていれば回復しますが、下記のような症状がある場合は早めに小児科や皮膚科の受診をおすすめします。
- 赤く腫れて水疱がある
- 皮膚がむけた
- 湿疹やかゆみがある
- 発熱や悪寒がある
- 脱水症状を起こしている
- ぐったりして水分が取れない など
〈特に速やかに受診が必要な症状〉
水ぶくれや熱感がある場合はやけどと同じ扱いになります。また冷やしたり、保湿しても強い痛みを訴えたり、発熱があるなど、子どもの皮膚や症状に異常を感じた場合は、すぐに受診しましょう。
また、水疱は細菌感染のリスクもあるため、無理に破らずに医師へ相談しましょう。症状に応じて効果的なステロイド薬などで適切な治療をします。
赤ちゃんが日焼けしたらどれくらいで治る?

日焼けが治るまでの期間は、日焼けの種類や程度、個人によって異なります。日焼けの種類は、「サンバーン(sunburn)」と「サンタン(suntan)」の2種類があります。
サンバーンは日光を浴びた数時間後に皮膚が赤くヒリヒリする炎症が現れ、数日ほどで症状は落ち着きますが、重症の場合は水ぶくれが生じることもあります。一方で、サンタンはサンバーンが消えた後に、皮膚が黒くなり色素沈着する状態で、数週間~数カ月続くことがあります。
赤ちゃんの日焼け対策はどうする?4つの対策
日焼けはさまざまな皮膚トラブルを引き起こす可能性があるため、できれば未然に防ぎたいもの。ここでは、赤ちゃんの肌を紫外線から守るための対策について紹介します。紫外線対策は1年を通して必要ですが、特に4~9月は紫外線が強い時期。適切な対策で赤ちゃんの肌を守ってあげましょう。
対策1. 通気性の良い帽子や長袖でカバー

直射日光を浴びやすい赤ちゃんの頭や顔は、帽子で守ってあげましょう。裏地がメッシュやダブルガーゼなどの通気性の良い素材で頭がムレにくいものや、つばの広いもの、UVカット機能がついているものがおすすめ。帽子は紫外線対策だけでなく、熱中症の予防にもなりますよ。
また、長袖で紫外線から肌を守ることも大切。ただし、熱中症にならないように通気性が良い薄手の服を選ぶとよいでしょう。
対策2. 抱っこ紐やベビーカーには日除けカバーを活用
抱っこ紐用ケープは、お出かけ時に日差しから赤ちゃんを守ってくれるので準備しておくと便利です。暑い季節に使用する抱っこ紐用ケープは、UVカット機能がついたもので、通気性のよいメッシュだとケープ内が蒸れにくいです。赤ちゃんはびっしょりと汗をかいてしまいがちなので、ひんやりとして冷感素材などもおすすめ。
ベビーカーの場合も、取り付可能なケープや、ベビーカー全体をカバーできる日除けグッズを用意しておくとベター。特に赤ちゃんが眠っているときにケープを活用し直射日光が当たらないようにするのがポイントです。
対策3. 日差しの強い10時~ 14時頃を避ける

特に生後4週間までの新生児や6ヶ月未満の乳児は、紫外線が強い10時〜14時の外出を避け、朝夕の涼しい時間帯に外出しましょう。
紫外線の強い時間帯にどうしても外出しなければならない場合は、木陰や日陰をうまく利用しましょう。
対策4. ベビー用の日焼け止めを上手に活用

赤ちゃんの日焼け止めは、お出かけが増えてくる生後2~3ヶ月頃から状況に応じて使用を始めるとよいでしょう。ただし、アメリカ小児科学会では、生後6ヶ月以降での日焼け止めの使用を推奨しています。
そのため、生後6ヶ月未満の赤ちゃんは直射日光を避け、基本的に帽子や長袖、日よけカバー、日陰を活用しましょう。それでもカバーできない顔や手の甲、足など露出している部位には日焼け止めを塗るとよいです。
生後6ヶ月以降は必要に応じて顔・体の広範囲に塗ってあげるとよいでしょう。
乳児湿疹やアトピーがある場合は日焼け止めを使う前に医師へ相談するのが安心です。
紫外線対策は屋外だけでなく、屋内で過ごしているときにも必要です。基本的に直射日光は避けたほうがよいので、赤ちゃんが窓辺に近づきすぎないなど工夫をして避けるよう注意しましょう。
屋外に日除け用のシェードを設置したり、UVカット効果のあるカーテンを活用してみるのもおすすめです。
赤ちゃんの日焼け止めの選び方

赤ちゃんの肌を紫外線から守るためには、適切な日焼け止め選びも重要。赤ちゃん用の日焼け止めを選ぶ際は下記のポイントを抑えましょう。
- ベビー用の低刺激処方の日焼け止めを選ぶ
- 紫外線吸収剤フリー(ノンケミカル処方)を選ぶ
- 伸びのいいタイプを選ぶ
- SPFやPAは使用シーンに合ったものを選ぶ
- プールや水遊びでは「ウォータープルーフ」を選ぶ
日焼け止めは、大人用ではなく、必ず赤ちゃん用の低刺激性で、無香料、無着色、エタノールフリー、パラベンフリーのものを選びましょう。使用前には必ずパッチテストを行い、赤ちゃんの肌に合うか確認すると安心です。
また、紫外線を防ぐ成分として、紫外線吸収剤(ケミカルタイプ)を含むものは、ケミカルタイプはUV効果が高いぶんまれにアレルギーを起こす場合も。
そのため、肌負担が少なくアレルギーが起こりにくいノンケミカルタイプ(紫外線散乱剤)の日焼け止めを選ぶようにしましょう。「紫外線吸収剤不使用」「ケミカルフリー」などの表示が目印です。
公園遊びなどの日常使いならSPF20~30、PA++前後、水遊びや海水浴などのシーンではSPF30~50前後、PA+++~++++のものが適切です。特に水遊びでは水や汗に強いウォータープルーフもおすすめ。
特に夏場は、べたつきにくく全身に塗り伸ばしやすいミルクタイプがおすすめです。
ミストタイプは外出先でサッと使えるため、シーンに合わせて使い勝手のよいものを選ぶとよいでしょう。
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日焼け止めを塗る際のポイント

日焼け止めは正しく使うことで効果を発揮します。下記のポイントを押さえて適切な紫外線対策をしましょう。
- たっぷりとムラなく塗る
- 2~3時間おきにこまめに塗リ直す
日焼け止めは、十分な量をムラなく塗ることで効果を発揮します。まずは、顔や手足に数カ所置いてから塗り広げるのがポイント。
顔に塗る際は、手に一度出してから目や口の周りを避けて優しく塗りましょう。体も同様に、まんべんなく塗ります。特にうっかり日焼けしやすい手の甲や首・耳の後ろ、ひざ・ひじは忘れずに。足はベビーカーや抱っこをしているときも日が当たり日焼けしやすいので念入りに塗りましょう。
また、日焼け止めは1回塗ったら終わりではありません!赤ちゃんは汗をかきやすいため、2〜3時間おきにこまめな塗り直しが必要です。ミストタイプなら動き回る子どもにも使いやすく便利。
日焼け止めが残ると肌トラブルの原因になります。使用後は肌に残らないよう、推奨された方法できちんと落とすことが大切。お湯や石鹸で落とせるものだとラクチンです。
赤ちゃんが日焼けしても慌てずに。適切な対処が大切

どんなに日焼け対策に気をつけていても、日焼けしてしまったなんてことはあるかもしれないですね。しかし適切な対処を行うことで、肌へのダメージを最小限に抑えることができます。
日焼けしてしまった場合は、まずは肌を冷却することが大切。タオルで巻いた保冷剤で冷やすか、ぬるめのお風呂に入れてあげるとよいでしょう。冷やした後は、ローションなどでたっぷりと保湿して、水分補給も忘れずに行いましょう。
それでも、痛みを訴えたり水疱ができてしまった場合は、自力でどうにかしようとせず、皮膚科を頼ってくださいね。日差しと上手く付き合って、赤ちゃんとの日光浴を楽しんでください。