カミソリ負けを繰り返す肌に
予防とケアの徹底ですべすべ自信肌へ

カミソリ負けを繰り返す肌に 予防とケアの徹底ですべすべ自信肌へ

男性の肌悩みの中でも多いと言われている「カミソリ負け」。髭剃り後の肌のヒリつきやかゆみ、乾燥といった症状に、日常的に悩まされている人も少なくないでしょう。
しかし、カミソリ負けの原因や治し方を知っておけば、そんな日々の肌悩みも少しは軽減されるはず。
今回はケア・予防法を含めて、カミソリ負けについて深掘りしていきます。

カミソリ負けとは?

カミソリ負けとは?

シェービング(髭剃り)は、1日1回のペースで行うのが一般的と言われています。ただ、毎日のお手入れをする中で「肌がヒリヒリしてかゆい」「赤みが出た」「ブツブツになった」なんて経験はありませんか?

こうしたシェービング後に起こる様々な肌トラブルを「カミソリ負け」または「髭剃り負け」と言います。「カミソリ負け」はカミソリでのシェービングはもちろん、電気シェーバーによるシェービングでも起こります。

なぜ起こる?カミソリ負けの原因について

なぜ起こる?カミソリ負けの原因について

一見、平たく見える肌表面ですが、実は目には見えない細かな凹凸があります。そこにカミソリでシェービングを行うと、肌の隆起している部分などに傷がつき、そこから細菌が入りやすい状態になります。これにより肌に炎症が起き、カミソリ負けを引き起こすのです。

また、カミソリによるシェービングは、肌の表面にある角質層を傷つける可能性があります。角質層への刺激により肌のバリア機能が低下し、乾燥やかゆみといった肌トラブルが生じることもあります。

これは、決して肌が弱かったり、敏感肌の人だけではなく、比較的肌が丈夫な人にでも起こり得ることです。また、カミソリに比べて肌にやさしいと言われる電気シェーバーも、使用方法を間違えばカミソリ負けが起こる可能性があります。
毎日の日課といえども、髭剃りをする際は十分に注意することが大切です。

こんな症状が出たら、カミソリ負けの可能性大!

カミソリ負けと一口でいっても、人により肌トラブルの症状は異なります。肌の乾燥はもちろん、以下はカミソリ負け時に起こりやすい症状の一例です。当てはまるものがあれば、カミソリ負けの可能性があるため、早めのケアをおすすめします。

肌が乾燥する、かゆい

肌が乾燥する、かゆい

赤み、ブツブツが出る

赤み、ブツブツが出る

ニキビができる

ニキビができる

出血する

出血する

カミソリ負けが「老け顔」の原因に!?

肌のヒリヒリや乾燥など、シェービングによりカミソリ負けしてしまった肌。でもカミソリ負けのケアをせず、そのまま放置したり直射日光にさらされると、肌状態が乱れて色素沈着を起こしたり、くすみの原因になることも
そのためカミソリ負けをした際は、きちんと保湿ケアを行い、落ち着くまで肌の露出を控えることをおすすめします。

早めのケアが吉と出る!カミソリ負けの治し方・対処法

早めのケアが吉と出る!カミソリ負けの治し方・対処法

カミソリ負けにより肌のかゆみや乾燥を感じた際は、放置せずに早めに対応することが何より大切です。正しい治し方を知ることはもちろん、面倒くさがらずに対処するようにしましょう。

患部に熱感がある場合は冷やす

カミソリ負けは肌が炎症を起こしている状態です。患部が熱く熱を持つ感じがある際は、肌表面の熱を冷ましてあげることが大切です。冷たいシャワーを当てたり、コットン素材などの肌にやさしいタオルを濡らして当ててください。

しっかり保湿する

カミソリ負けによりトラブルが起きた肌は、とても敏感で状態となります。化粧水などの保湿アイテムでしっかり肌にうるおいを与えることが大切です。乾燥がひどい場合は、クリームやワセリンなど保湿剤を重ね塗りするのもおすすめです。
保湿を怠ると、肌の乾燥はますます進み、かゆみや炎症が悪化してしまう恐れがありますので注意が必要です。

カミソリ負けはいつまで続く?

カミソリ負けはいつまで続く?

カミソリ負けによる肌トラブルは、通常2~3日程度、長くても1週間程度で治ることが多いです。
しかし、クールダウンや保湿をしてもヒリヒリやかゆみが治まらない、乾燥が進んだ、などで肌状態が改善されない場合は、カミソリによる自己処理は止め、皮膚科など専門医に相談することをおすすめします。

皮膚科での治療方法は一般的に、「肌の擦れ」や「細菌感染」など、カミソリ負けの原因に応じた治療薬が処方されます。軟膏やクリームなどの塗り薬が一般的ですが、症状により内服薬を併用する場合もあります。

カミソリ負けに処方される主な治療薬

・抗菌薬
・保湿剤
・ビタミン剤
・ステロイド入り外用薬

カミソリ負け用の市販薬も多く出ていますが、特に敏感肌や症状がひどい人は自身の判断で解決しようとせず、医師による治療を受けることをおすすめします。

もう悩まない!カミソリ負けを予防するには?

もう悩まない!カミソリ負けを予防するには?

男性にとって一生の付き合いとなる「髭剃り」。しかし髭を剃る行為は、毎日刃物で傷をつけるのと同じくらい肌にダメージを与えています。
そんな肌ダメージを軽減するためにも、以下の5つのポイントに注意しましょう。

1.肌とカミソリは常に清潔な状態に

髭剃り前は、肌表面の余分な皮脂や汚れを落とし、清潔な状態をつくります。髭剃りのタイミングは、肌や髭が柔らかくなっているのに加え、毛穴も開いた状態の入浴時または入浴後がおすすめ。難しい場合は、洗顔後に蒸しタオル等を顔に当て、肌と髭をやわらかくするのもよいでしょう。
またカミソリも使用後はきちんと洗浄し、雑菌の繁殖を防ぐため、風通しがよく湿度が保てる場所に保管するようにしましょう。

2.カミソリの刃は定期的に交換する

カミソリの刃は時間経過や繰り返し使用するうちに劣化し、徐々に切れにくくなります。そのまま使い続けると、何度も同じ部位に刃をあてることになったり、強く肌に押し当てたりすることで肌を傷つける可能性もあります。
商品により異なりますが、カミソリの刃の交換目安は2週間に1回程度。切れにくいと感じたら、早めに刃を交換することをおすすめします。

3.シェービング剤を使用する

シェービングジェルやムースは、カミソリの刃の滑りがスムーズになるほか、肌とカミソリとの間のクッションにもなるため、肌へのダメージを軽減しカミソリ負けを予防する効果があります
最近ではシェービングにも使用可能な泡で出てくる洗顔料もあるため、使い分けが面倒くさい人などには、シェービングOKの洗顔料もおすすめです。

4.力を入れて剃らない

髭剃りをする際は、カミソリを肌の上に軽く当てて、毛の流れに沿って滑らせるようにやさしく剃っていきます。深く剃ろうと思い肌に強く押し当てたり、力が入ってしまうと、肌とカミソリとの間に摩擦が生じ、カミソリ負けの原因にもなるため注意が必要です。

5.アフターケアを怠らない

前述の治し方にもあった通り、シェービング後は必ず化粧水やアフターシェーブローションなどでしっかり肌を保湿ことが大切です。化粧水やアフターシェーブローションなどの保湿剤には、肌に水分を与えるほか、髭剃りでダメージを負った肌を落ち着かせる効果があります。どんなに忙しく時間がない場合でも、アフターケアで外的刺激から肌を守ることをおすすめします。

それでもカミソリ負けが続いたら…

どんなにカミソリ負けの予防・対策をしていても、その日の肌の調子や体調変化により、カミソリ負けが起こってしまうことも。そんな時は、シェービングの間隔を空けたり、自己処理もカミソリから電気シェーバーに変えるなどを試みてもよいでしょう。最近では髭のレーザー脱毛も人気となっています。

【まとめ】丁寧なアフターケアで脱カミソリ負け!

【まとめ】丁寧なアフターケアで脱カミソリ負け!

毎日の日課である髭剃りも、正しい知識や治し方、対処法を知ることで、カミソリ負けを未然に防げて健康的な肌状態を保つことができます。

また、男性の肌は女性と比べて非常に乾燥しやすいため、かゆみを感じたり肌荒れもしやすい状態です。そのためカミソリ負けをしていなくても、日々の保湿ケアをしっかり行う大切です。忙しい朝もしっかりケアの時間を設け、清潔感のある好印象な肌で一日を送りましょう。

\【まとめ】カミソリ負けのポイント/

✓カミソリ負けは、髭剃りによる肌へのダメージが炎症を引き起こし起きる
✓カミソリ負けを放っておくと、肌状態が悪化し色素沈着につながることも
✓カミソリ負けをした際は患部を冷やして炎症を抑え、保湿により肌をしっかり守る
✓カミソリの刃は定期的に交換するなど清潔に
✓入浴中や入浴後の清潔な肌状態で髭剃りを行い、アフターケアも怠らない