メンズスキンケア虎の巻!初心者も基本を覚えて肌イケメンへ

メンズスキンケア虎の巻!初心者も基本を覚えて肌イケメンへ

近年、男性の美容や健康への意識が高まり、女性と同様に男性のスキンケアもスタンダードになりましたね。
スキンケアやコスメなどメンズアイテムも充実し、プレゼントやギフトとして贈られる機会が増えましたが、これまでケアをしなかった男性からすれば、何から始めていいか悩む人も多いはず。

そんなスキンケア初心者さんも、まずはスキンケアの基礎からマスターし、すべすべ肌を目指しませんか?

実は男性こそスキンケアが必要!

実は男性こそスキンケアが必要!

かつては「スキンケアは女性が行うもの」という認識が世間で強かったこともあり、男性向けのスキンケアアイテムは圧倒的に数が少なかったですよね。しかし近年は、百貨店やドラッグストアでもメンズスキンケアが充実。

もちろん、スキンケアに対する男性の意識やニーズが拡大したことが大きな要因ですが、女性に比べて、男性の肌は乾燥しやすいことも理由に挙げられます。

女性の半分しかない!?男性の肌の水分量

男性の肌の水分量は、女性の約半分と言われています。そのため当然、男性の肌はうるおいが不足していて乾燥しやすい状態。そこでうるおい不足を解消しようと過剰に皮脂が分泌されてしまうことで、男性の皮脂量は女性の3倍にも上ります。
つまり、「髭剃り後に肌が荒れる」「肌のテカリが気になる」といった男性に多い肌悩みの原因は、「肌の乾燥」にあったのです。

さらに男性は、シェービングによる習慣的な肌刺激もあるため、スキンケアを怠ることで、シミやしわ、たるみといったエイジングサインが現れやすくなってしまいます。そのため男性も女性と同じくらいきちんとスキンケアを行う必要があるのです。

何から始めるべき?メンズスキンケアの基礎知識

何から始めるべき?メンズスキンケアの基礎知識

男性のスキンケアの重要性はわかっても、「じゃあ何から始めたらいいの?」と悩む方も多いでしょう。
男性も女性と同様、スキンケアの基本は大きく分けて「洗う」「潤す」「守る」の3つ。それぞれどんな役割があるか詳しく見ていきましょう。

▼ 基本のスキンケア

洗う

汗や皮脂などの肌に付着した汚れを落とし、清潔な肌を保ちます。

洗うスキンケア

<主なアイテム>
・クレンジング
・洗顔料

潤す

肌に必要な水分・油分を与え、健康的な肌状態を保ちます。

潤すスキンケア

<主なアイテム>
・化粧水
・美容液
・乳液・クリーム
・オールインワン

守る

日焼けやシミ、乾燥などを招く紫外線ダメージから肌を守ります。

守るスキンケア

<主なアイテム>
・日焼け止め
・化粧下地
・BBクリーム
・ファンデーション

何かが欠けていてもNG!

正常な肌状態を保つには、安定した肌の水分・油分が必要となります。そのためにはスキンケアの基本となる3つの工程をきちんと行うことが大切です。
「洗顔はするけど保湿をしていない」など1つでもケアを怠ると、肌状態が悪化し肌トラブルを招く原因となります。

ポイントは3つ!メンズスキンケアの選び方

ポイントは3つ!メンズスキンケアの選び方

スキンケアの基礎を理解したら、次はアイテム選び。もちろん商品や使用目的によって異なりますが、どんな商品にも共通して言えるのは以下の3つのポイント。

肌質・肌悩みに合った成分が含まれているか

例えば、乾燥や敏感肌で悩む男性が脂性肌向けの脱脂力の高い洗顔を選んでしまうと、ますます乾燥は進み、肌状態は悪化してしまいますよね。
また、男性も歳を重ねるごとに肌質は変化するもの。30代・40代の男性なら、10代・20代の若い世代向けのアイテムではなく、エイジングケアに期待できる成分が含まれたアイテムを選ぶのがおすすめです。

おすすめ成分

・セラミド:肌のバリア機能を高めてくれる成分
・ヒアルロン酸:保湿力が高く、乾燥予防・エイジングケアにも効果的

上記成分は、乾燥からくる「髭剃り荒れ」や、皮脂の過剰分泌からくる「テカリ」、「ニキビ」「毛穴開き」などのケアにも効果的と言えるため、アイテム選びの際は、アイテムのパッケージ裏面などにある成分表を確認するとよいでしょう。

添加物は極力避け低刺激処方なものを

肌荒れなどトラブルがある肌状態は、外部からの刺激に敏感になりやすいもの。そのため、石油系界面活性剤など肌への刺激となる添加物は避け、低刺激処方のアイテムを選ぶようにしましょう。商品によってはパッケージに「低刺激」「無添加」などの表記があるので、目安にするのもよいでしょう。

使い心地やテクスチャも大切

どんなに肌にやさしく効果的な成分が配合されていても、「テクスチャが硬くて扱いにくい」、「肌なじみが悪い」、「香りが合わない」などの不満があったら、スキンケアはそう長くは続かないもの。
きちんと自身が気に入った商品で、継続的にスキンケアをするためにも、アイテムを購入する前はサンプルなどから試してみるのも◎また、店頭で使い心地やテクスチャ、香りなどを確認することをおすすめします。

使う順番は?正しいスキンケアの方法・やり方

使う順番は?正しいスキンケアの方法・やり方

アイテムの選び方がわかったところで、早速スキンケアをはじめていきましょう。
プレゼントやギフトでスキンケアアイテムは持っていても、「どれから使うの?」「適量ってどれくらい?」と使い方がわからず悩む男性もいますよね。
正しいスキンケアの方法は、前述した「洗う」「潤す」「守る」の3つの基本に沿い行います。以下で詳しく見ていきましょう。

メンズのスキンケアStep.1【洗う】

スキンケアの基本となる「洗顔」は、余分な皮脂や角質、ホコリなどの汚れを落とし、肌を清潔な状態すること。これにより、その後に使う化粧水や乳液など保湿アイテムが、肌に馴染みやすくなります。
中には「たかが洗顔…」と思う人もいるかも知れませんが、洗うケアこそスキンケアで最も重要なステップと言えるため、これまで以上に丁寧に行うことが大切です。

①洗顔前に手を洗う

洗顔前に手を洗う

洗顔前にハンドソープで手についた汚れや皮脂、ハンドクリームなどの油分を洗っておきましょう。この工程ひとつで洗顔料の泡立ちがウンと変わりますよ。

②ぬるま湯で予洗い

ぬるま湯で予洗い

顔表面の皮脂を流すイメージで、軽くぬるま湯で流します。ぬるま湯の温度は手で触って少し冷たいと感じる32~34℃ぐらいがベスト

③洗顔料をしっかり泡立てる

洗顔料をしっかり泡立てる

洗顔料を手のひらにとります。商品によりますが、フォームタイプなら2cmくらいが目安。
3回くらいに分けながら少しずつ水を加え泡立てていきます。
泡のキメの細かさは、手のひらを逆さにしても泡が落ちないくらいがベスト。泡を作るのが難しければ、市販の泡立てネットを使ったり、泡で出てくるポンプタイプの洗顔料を使うのもおすすめです。

④肌はこすらず泡を転がすように洗う

肌はこすらず泡を転がすように洗う

顔の内側から外側に向かい、手のひらで泡をクルクルと転がすようにやさしく洗います。この時、力強くゴシゴシと肌をこすると、摩擦により肌を傷つける原因になるので注意!
泡をクッションにして“泡で洗う”イメージを持つことが大切です。

⑤最後はすすぎ残しのないよう丁寧に

予洗いと同様、ぬるま湯で10~15回程度を目安に洗顔料をすすいでいきます。すすぎの温度が熱すぎると、肌に残った必要な油分まで流れてしまい、乾燥の原因となるため注意しましょう。

メンズのスキンケアStep.2【潤す】

洗顔で肌をキレイにしたら、保湿アイテムでしっかりと水分・油分で肌をうるおします。
「化粧水」は肌表面の角質に水分を与え、「乳液」には人工的な皮脂膜として肌に水分・油分を与え、うるおいをキープしてくれる役割があります。

化粧水のみだと、せっかく肌に与えた水分が蒸発してしまうため、乳液も欠かさず塗布するようにしましょう。ケアに時間が掛けられない忙しい男性なら、化粧水や乳液など1つになったオールインワンもおすすめ!

①化粧水で肌にたっぷり水分を与える

化粧水で肌にたっぷり水分を与える

商品により異なりますが、化粧水の適量は500円大程度が一般的な目安。少なすぎると十分な保湿効果が得られないほか、こすりすぎにより肌にダメージを与えてしまうので注意が必要です。

②浸透力を上げるならハンドプレス

浸透力を上げるならハンドプレス

顔全体にまんべんなく化粧水をなじませたら、5秒程度手のひらでやさしく顔を包みハンドプレスをしましょう。これにより、化粧水がより肌に浸透しやすくなります。

③乳液で油分をプラスし与えた水分を閉じ込める

乳液の適量は10円大程度が一般的。顔の中心から外側へ向けてやさしく伸ばしていきます。目元や口まわりなど乾燥が気になる箇所は、重ね付けをするとよいでしょう。

メンズのスキンケアStep.3【守る】

最後のステップ「守る」では、日焼け止めやBBクリームなどにより紫外線によるダメージから肌を守っていきます。
紫外線は、日焼けはもちろん、シミやしわ、乾燥、炎症といった肌ダメージの原因となる厄介者。夏場だけでなく、一年中降り注ぐため、UVケアは一年を通して欠かさず行う必要があります

①適量を手に取る

適量を手に取る

▲アンビーク BBクリームは2023年4月11日を以て終売となりました。

日焼け止めは、ミルクやクリームタイプならパール粒2コ分(直径1cm)、液状タイプなら1円硬貨大2コ分(直径2cm)程度が一般的な目安。適量よりも気持ち多めの量にすると、ムラなく塗ることができますよ。
BBクリームなら商品によりますが、1cm程度を目安に手の甲に取ります。

②顔に少量ずつ顔に置く

顔に少量ずつ顔に置く

一度に塗ろうとせず、まずは額、鼻、鼻下、両頬、あごの5点に置き、顔の中心から外側に向かってやさしく伸ばしていきましょう。特に額や鼻、あごなど日焼けをしやすい箇所や気になる箇所は、重ね塗りをするのがおすすめです。
日焼け止めやBBクリームの密着度を上げるため、仕上げにやさしくハンドプレスするのも◎

③日常生活でもこまめな塗り直しを

日焼け止めやBBクリームを塗っていても、汗や皮脂、運動により効果は徐々に落ちていきます。レジャー時はもちろん、普段の生活の中でもこまめな塗り直しをおすすめします。

④やさしくオフして肌をリセット

やさしくオフして肌をリセット

入浴時や1日の終わりに、専用のリムーバーやクレンジング(メイク落とし)で日焼け止めやBBクリームをオフします。
商品によりお湯や石けんで落ちるタイプのものがあるので、肌負担を抑えたい・手間を省きたい人なら、お湯や洗顔料でオフできるタイプを選ぶのがおすすめです。
肌への刺激を抑えるなら、女性用のリムーバーやクレンジングを使うのも良いでしょう。

<まとめ>スキンケアに性別の垣根なし!

<まとめ>スキンケアに性別の垣根なし!

男性の肌の水分量は女性の半分以下と、非常に乾きやすい状態。スキンケアを怠ることで、肌トラブルが深刻化することもあるため、女性のスキンケアと同様に、正しい知識と方法で根気よくケアを行うことが大切です。

【まとめ】メンズスキンケアのポイント

男性の肌の水分量は女性の半分以下、乾燥しやすくデリケート
✓スキンケアの基本「洗う」「潤す」「守る」の3つを正しく行う
✓アイテム選びは成分と使い心地を考慮する
✓使う順番は、洗顔→化粧水→乳液(オールインワンも可)→日焼け止め(BBクリーム)

マスク必須の日々が続き、肌への負担も大きくなった今、正しいスキンケアでエイジレスな清潔肌を育てていきましょう。日々のケアが見た目年齢に差をつけますよ。