マツエクに使えるクレンジングとは? マツエクを付けたら確認したい3つのポイント
印象的で華やかな目元をつくってくれるまつ毛エクステ(マツエク)。一般的にマツエクの持ちは3~4週間程度といわれていますが、メンテナンスにお金も手間もかかってしまうのが最大のデメリット。
「せっかくつけたマツエクは1日でも長持ちさせたい!」「まだらになったマツエクを見ると気分が下がる…」
そう感じている方、クレンジングがマツエクの持ちを左右することをご存知でしょうか? マツエク対応クレンジングの選び方、持ちをよくするアフターケアの方法をご紹介します。
まず知っておきたいこと。マツエク施術当日のクレンジングはNG!
まず、マツエクサロンで施術をした当日は、目元のクレンジングを控えることをおすすめします。
マツエクを自まつ毛に接着する「グルー(接着剤)」は、完全に固定されるまでに時間がかかるため、少なくとも施術後5~6時間ほどは目元に触れないようにし、できるだけ一晩水に濡らさないことが望ましいです。
多くの場合、施術日のアイメイクは控えるようにサロン側から指示がありますが、ベースメイクなど目元以外にメイクをした場合、当日のクレンジングは拭き取りタイプなど洗い流す必要がないものを使うと安心です。
また、施術後はクレンジングだけでなく、汗を多量にかく激しいスポーツやサウナなども控えておきましょう。
マツエクに使えるクレンジングの選び方、ここをチェック!
マツエクをつけた翌日以降は、きちんとクレンジングをして毎日しっかり肌汚れをオフしましょう。マツエクをしているからといって、メイク落としをおろそかにしてしまうのはよくありません! 肌トラブルの原因となってしまいます。
マツエク対応クレンジングを選ぶときにチェックしたいポイントは次の3つです。
ポイント1.オイルフリークレンジング
マツエクに使えるクレンジングかどうかを判断するとき、もっともわかりやすいのが「 オイルフリー(オイルカット)のクレンジング」を選ぶこと。一般的にグルーはオイル(油分)との相性が悪いといわれていて、オイルインクレンジングを使っていると、マツエクが取れやすくなります。
オイルフリーのクレンジングは、水クレンジングや水性ジェルクレンジングなどが挙げられます。反対に、オイルクレンジングやクリームクレンジングはオイルを主成分としているため、マツエクには向いていないものが大半です ※。
※商品によって配合成分は異なります。
※水性のみ
オイルフリー
オイルフリー
オイルイン
オイルイン
オイルイン
オイルイン
※水性のみ
オイルフリー
ポイント2.植物由来の洗浄剤を使っているクレンジング
ただし、オイルを含むクレンジングがすべてマツエクに使えない訳ではありません。
一般的にグルーを落としやすいのは、洗浄力の強い「石油由来の洗浄剤を主成分としたクレンジング」です。これらの成分は安価でメイク落ちもよいため、クレンジングによく使用される成分ですが、洗浄力が強い分、よりマツエクが取れやすい可能性があります。
対して、「植物由来の洗浄剤を使っているクレンジング」は、グルーへの影響が少ないのでマツエクにも使うことができます。例えば、オリーブ油やアルガンオイルといった植物性オイルも、マツエクへの影響は少ないといえます。
マツエクに使えるクレンジング
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マツエクに使えないクレンジング
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植物系界面活性剤・オイル | 石油系界面活性剤・オイル |
オリーブ油、コメヌカ油、アルガンオイル、パルミチン酸エチルヘキシル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル など | ミネラルオイル、水添ポリイソブテン、イソドデカン、ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Naなど |
化粧品の成分表には、全成分が配合量の多い順に記載されているので、「マツエクに向かない成分=石油由来の洗浄剤」が前の方に書かれていないかを確認してみてください。
ただ成分表をみて具体的な洗浄成分を確認するのが難しい場合は、
商品パッケージやメーカーホームページに「マツエク対応」や「マツエクOK」と記載があるクレンジングを選ぶと安心です。
各メーカーによって「マツエク対応」の判断基準は異なりますが、実際に実験をしてグルーに影響がないか調べているところが多いです。
ポイント3.摩擦を抑えられるクレンジング
もうひとつ、マツエクに大敵なのが目元をこすることです。クレンジングや洗顔をするときにゴシゴシ摩擦したり、また普段から目をこすったり、まつ毛を触ってしまうようなクセがある人もマツエクが取れやすくなるので要注意!
マツエク中はできるだけ摩擦を抑えられるよう、やわらかいテクスチャで、サッとすすげるクレンジングを選びましょう。
クレンジングシートはおすすめできません
具体的に、 摩擦力が強くてマツエク中に向いていないといえるのが、シートタイプのクレンジングです。
シートクレンジングは、ポイント1・2のように、配合成分によってはグルーに影響はないものの、拭き取り時にコットンやシートの繊維がマツエクに絡まりやすいので、できれば避けたいところ。
マツエクを引っ掛けないよう目元を避けて使うと、目のキワにメイク汚れが溜まってしまう原因にも。
拭き取る際の摩擦は肌にも刺激を与えやすいので、たまにならOKですが、デイリー使いには洗い流すタイプのクレンジングを使いましょう。
ダブル洗顔不要のクレンジングなら1ステップ省略!
さらにおすすめしたいのが、1本でクレンジングと洗顔料の2役をこなすダブル洗顔不要のクレンジング。
クレンジングの次は洗顔をして、その後は保湿ケアをして…とスキンケアの工程が増えると、その分目元をこすってしまいマツエクが取れやすくなります。
ダブル洗顔不要のクレンジングなら、スキンケアステップをひとつ省略できるので、目元への摩擦・負担をより抑えることが可能に!
洗い過ぎによる乾燥を防いだり、忙しい女性の時短ケアとしてもおすすめです。
マツエクの持ちをよくするなら、クレンジングの方法も大切!
マツエク中は使用するクレンジングの種類だけでなく、マツエクに負担をかけない洗い方を意識することも大切です。お手入れの方法を少し変えるだけで、マツエクの持ちをグンとよくすることができますよ!
やってしまいがちなNG習慣も、この機会に見直しましょう。
マツエクの根本には触れないこと
マツエク中の目元はやさしく丁寧に洗うことを意識しましょう。マツエク初心者の方は、マツエクをつけていることを忘れてゴシゴシ洗ってしまいがち。
特にマツエクは根本を触ると取れやすくなるので、
できるだけ根本は触れないようにするのがポイントです。
自まつ毛とマツエクは、横にこすらず、 毛流れに沿って上から下へ、指でやさしくなでるようにして洗いましょう。
落ちにくいアイメイクは綿棒でオフ
指では難しいマツエクの根本や目のキワのオフには、マツエクが引っ掛かりやすいコットンよりも綿棒がおすすめ。極細タイプのベビー綿棒なら、さらに細かいお手入れが可能です。
コットンを使うときは、小さく折り畳んで少しずつ丁寧に落とすのがコツ。マツエク対応のアイメイクリムーバーをしみ込ませるとよりスムーズに落とせます。
シャワーは顔に当てないで!
お風呂場でクレンジングするとき、シャワーを直接顔に当ててすすぐと、汚れがすっきり落とせて気持ちいいものですが、実はそのNG習慣、マツエクにも肌にも負担をかけています…!
シャワーの水圧でマツエクが取れやすくなるだけでなく、肌の摩擦や乾燥を招くもとに。面倒でも手でお湯をすくって洗顔をしましょう。
マツエクは濡れたままに弱い
マツエクは水に濡れた状態に弱いため、洗顔後はタオルやティッシュで水気を切ったあと、ドライヤーの冷風(できるだけ弱風で)で乾かすようにすると持ちがよくなります。
そのとき、ドライヤーの風は下からマツエクを持ち上げるようにすると◎。マツエクはすぐに乾くので十数秒でOK!
マツエク中のメイクはお湯落ちコスメがおすすめ
最後に、マツエクにより負担をかけずにクレンジングするためには、毎日のアイメイクも少し変えてみましょう。
マツエクをつけていると、濃いメイクをしなくても華やかな印象になるので、目元はナチュラルメイクで十分! ナチュラルメイクなら、ゴシゴシこすらなくてもメイクが簡単に落とせるので、マツエクの持ちもよくなるはず。
お湯落ちアイシャドウやアイライナーで華やかさをプラス
それでも色味や目ヂカラをプラスしたいときは、ミネラルコスメなど、石けんとぬるま湯で落とせるタイプのアイシャドウやアイライナーがおすすめです。
マツエク中のマスカラは避けて
ただし、マスカラは自まつ毛とマツエクに負担をかけてしまうため、おすすめできません。
ウォータープルーフのマスカラは特に落ちにくく、洗浄力の強いクレンジングがマストになるので避けましょう。もちろんマツエク中はビューラーの使用もNG。
「どうしても!」という人は、こちらもお湯で落とせるタイプを使い、まつ毛の根本には塗らないようにしましょう。マツエク専用マスカラも市販されているので、気になる人は探してみてください。
マツエクはクレンジング次第で持ちが変わります
せっかくつけたマツエク。「クレンジングのせいですぐに取れてしまった…」なんて悲しいことは避けたいですよね。
まずは、マツエク対応のクレンジングをチョイス!さらにひと手間、洗顔の方法やメイクを見直して、次のメンテナンスまできれいに持続させたいですね。