アフターシェーブローションで髭剃り後の肌ケア！
化粧水との違いや効果的な使い方とは？
髭剃りや除毛により「肌荒れがひどい」「ヒリヒリ・乾燥する」と悩んでいる人は多いですよね。アフターシェーブローションは、そんな悩める男性の肌に潤いを与えてくれるアイテムですが、そもそもの効果や選び方、化粧水で代用できるのかなど疑問はつきないもの。
そこで今回は、アフターシェーブローションに関するあれこれについて詳しく解説します。
東京女子医大卒業後、都立駒込病院に勤務し皮膚悪性腫瘍を学ぶ。東京逓信病院にてアトピーや乾癬など一般的な皮膚疾患を勉強。その後クリニック勤務をへて現在に至る。
女性の皮膚科専門医として、アトピーや乾癬、ニキビやイボなど日常的な皮膚疾患から、シミなど美容皮膚科まで幅広く診療しています。分かりやすい説明と丁寧な診療を心がけ、温もりのある診療を行っています。子供からご年配の方まで多くの方に親しまれている、かかりつけの先生です。
>みずき皮膚科クリニック
髭剃りの相棒・アフターシェーブローションとは
アフターシェーブローションとは、髭剃りや除毛後の傷ついた肌に潤いを与える保湿アイテム。髭剃り後の肌は、カミソリの刃により肌が敏感になっている状態。この状態を放っておくことで、肌の乾燥やヒリヒリ感、赤みがでるなど、様々な肌トラブルを引き起こしてしまう可能性があります。
こうした髭剃り後の肌荒れを一般的に「カミソリ負け」と言います。
アフターシェーブローションの効果や特徴について
アフターシェーブローションの効果はなんといっても、髭剃りや除毛後の敏感な肌を整えてくれること。
前述のように、髭剃りや除毛後の肌は、カミソリの刃の刺激により肌が敏感になっています。時には髭だけでなく肌表面も傷つけてしまうことで、ヒリヒリ感や赤み、ニキビなど様々な肌荒れを引き起こしてしまう可能性も。
アフターシェーブローションは、「グリチルリチン酸2K」や「アロエベラ液汁」などの抗炎症成分や整肌成分が含まれているものがスタンダード。抗炎症成分や整肌成分が雑菌などの繁殖を抑え、荒れた肌を整えてくれる効果が期待できます。
また最近では「ヒアルロン酸」や「セラミド」などの高保湿成分が含まれる商品も多くあります。肌の乾燥はシワやたるみにつながる場合もあるため、必ず髭剃りや除毛後はアフターシェーブローションで保湿をするようにしましょう。
アフターシェーブローションに抑毛効果はある？
一般的なアフターシェーブローションには、抑毛効果が期待できる商品は多くはありません。しかし、商品によっては、使い続けるほど日々のケアが楽になる成分が含まれているものもあります。アフターシェーブローションに抑毛効果を期待する場合は、商品の成分を見てから選ぶのがおすすめです。
アフターシェーブローションと化粧水の違いを知りたい！
アフターシェーブローションと化粧水の違いは、アフターシェーブローションには抗炎症作用成分、化粧水には保湿成分が多めに含まれている場合が多いこと。一般的に、アフターシェーブローションの方が、よりベタつきが少なくさっぱりとした使い心地となっています。
どちらも同じ「化粧水」であり肌に水分を与える保湿の役割を担っているため、化粧水をアフターシェーブローションとして代用することは可能であり、アフターシェーブローションと化粧水を併用する必要はありません。
男性の中には「化粧水は使っているけどアフターシェーブローションは使っていない」という人もいますが、ケアに問題ありません。
もしアフターシェーブローションや化粧水だけでは物足りない、冬場などは乾燥するという場合は、アフターシェーブローションや化粧水の後に乳液やクリームを重ねて塗ることでより保水力がUPしますよ。
アフターシェーブローション選び４つのポイント
▲上記の場合は、水の次にBG、グリセリンと保湿成分が含まれています。
一口にアフターシェーブローションといっても、種類が豊富なため「なにを基準にして選ぶか」で悩む人も多いでしょう。
アフターシェーブローションの主な目的は「髭剃り・除毛後の保湿」のため、まずは保湿成分や肌へのやさしさ等を軸に選ぶことをおすすめします。また、以下の４つのポイントを軸に選ぶのもよいでしょう。
1．保湿成分が含まれているか
前述の通り、アフターシェーブローションの主な役割は「保湿」のため、保湿成分がきちんと含まれているかを確認しましょう。
一般的なアフターシェーブローションの商品パッケージ裏側には、成分表が記載されています。成分表は含まれる成分の量が多い順番に記載されているため、成分表の序盤に保湿成分が表記されているかチェックするのがおすすめ。
2．肌に優しく低刺激であるかも確認
カミソリの刃で傷ついた肌は、乾燥が進み、様々な刺激に敏感になるほどデリケート。肌荒れが起きやすい状態のため、合成香料や石油系成分など肌に刺激となる成分は極力避けることをおすすめします。
特に敏感肌の人は、エタノールなど肌に刺激となる成分が含まれない商品を選ぶようにするほか、植物由来成分やオーガニックなど肌にやさしい商品を選ぶと◎
3．香りやテクスチャもチェック
どんなに成分が良くても、香りや使用感が納得できないと継続使用は難しいもの。商品によりさっぱり/しっとりの仕上がり方や、ローションの伸びなども異なるため、アフターシェーブローションを選ぶ際は、通常サイズを買う前にサンプルや小さいサイズの商品から試してみるのがおすすめ。
４．価格や用途も見逃さない
日々使うアイテムだからこそ、価格やコスパも注目すべきポイント。高級アイテムほど効果が期待できるかもしれませんが、それにより家計を圧迫するようならケアが続けられない可能性があります。そのため金銭的に無理なく続けられる商品を選ぶようにしましょう。
また、女性でも使用できるアフターシェーブローションも多くあるため、シェアドコスメとしてご夫婦やパートナーと兼用での使用を検討している場合は、商品の用途や口コミなども参考にしながら選ぶのが◎。化粧水と兼用で検討する場合は、オールインワン化粧水なども１度でケアができるのでおすすめです。
簡単ケア！アフターシェーブローションの使い方
アフターシェーブローションの使い方はとても簡単！以下の順番で日々のケアを行いましょう。
商品により適量は異なりますが、顔での使用は100円玉～500円玉程度の量が一般的です。推奨量と使い方をきちんと確認し使用することをおすすめします。
【まとめ】アフターシェーブローションは肌荒れ予防の第一歩
日々髭剃りを行う男性にとってアフターシェーブローションは、肌トラブルの予防や肌に潤いを与えてくれる大切な存在と言えます。アフターシェーブローションで日々ケアを行い、肌荒れ知らずの清潔感あふれるすべすべ肌を保ちましょう。
＼アフターシェーブローションのポイント／
✓アフターシェーブローションは、髭剃りや除毛後の傷ついた肌を保湿する化粧水
✓抑毛効果が期待できる成分が含まれるアフターシェーブローションがある
✓アフターシェーブローションの代わりに化粧水での代用が可能
✓「保湿成分」「肌への優しさ」「香りやテクスチャ」「価格や用途」の４つをチェック
✓使い方は化粧水同様、適量を髭剃り・除毛後の肌になじませるだけ！