毛穴レスな陶器肌をつくる基本のスキンケア
毛穴レスな陶器肌は永遠の憧れ。
なのに年齢と共に「毛穴が目立ってきた」「いちご鼻が気になる」「ベースメイクが毛穴に落ちる」「たるみ毛穴で老けて見える」と感じる人も多いのでは?
毛穴が目立つ原因を知って、正しくスキンケアすれば理想の毛穴レスに近づくはず!
みんな「毛穴」で悩んでた!!
女性の肌悩みといえば「毛穴」。シミや敏感肌など、あらゆる肌悩みをおさえてNo.1。「きれいな肌」といえば「毛穴レス」というイメージがある反面で、多くの方が毛穴のお悩みを抱えています。
あなたの毛穴も見られてる!
他者からみたとき、その人の印象を決めるのもやっぱり「毛穴」。何と99%もの人が、「毛穴はその人の印象を悪くする」と答えています。
過剰なスキンケアの積み重ねも毛穴が開く原因に
毛穴は肌にとって大切なもの。
減らしたり、なくしたりはできません
そもそも毛穴は皮脂や汗を排出するためのもの。肌の乾燥を防いだり、体温調節をしたり、細菌やウイルスなどの異物が体内に侵入するのを防いだりと、肌の美しさや健康を保つ働きを持っています。
毛穴レスなすべすべ肌に見える赤ちゃんも、実は毛穴の数は大人と同じ。赤ちゃんの肌がきれいなのは、大人よりも皮膚がきめ細かく、ダメージを受けていないから。
毛穴を減らす・なくすことは不可能なので、スキンケアで毛穴が目立たなくなるようアプローチします。
開きに詰まり、黒ずみ、たるみも…。
30~40代は毛穴悩みをコンプリート!
- 理想的な毛穴
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肌のキメが細かく毛穴が引き締まっている。
- 詰まり毛穴
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古い角質・メイク汚れ・皮脂などが混ざり合った角栓ができ、毛穴が詰まった状態。触れるとザラザラとしている。
Tゾーンやあごに多い(特に鼻に多い)。
クレンジングや洗顔で汚れを取り除くケアが効果的。
- 黒ずみ毛穴
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毛穴に詰まった角栓が空気や紫外線に触れて酸化し、黒くなった状態。
空気に触れやすい鼻の頭に多い。
クレンジングや洗顔に加えて抗酸化効果のある美容液によるケアも効果的。
- 開き毛穴
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過剰な皮脂によって毛穴が開いた状態。顔全体に観られ、オイリー肌の人に多い。
紫外線や毛穴パックの乱用などで肌のキメが粗くなることも毛穴が開く原因。
乾燥は皮脂分泌過剰に繋がるため、保湿ケアを怠らないようにする。収れん化粧水で毛穴を引き締めることも効果的。
- たるみ毛穴
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ハリが低下し、毛穴がしずくのように下垂し開いて見える状態。頬の毛穴に多い。
保湿ケアやUVケアでたるみを予防し、ハリ・弾力に働きかける化粧品や、表情筋を鍛える顔の体操も効果的。
毛穴が目立つ根本の原因は皮脂分泌。過剰な皮脂分泌によって角化異常が起こり、
毛穴が開き目立つ状態に。
ブツブツとした「いちご鼻」といわれるのは、落としきれなかった古い角質やメイク汚れ、皮脂が混ざってできた「角栓」による
毛穴の詰まり。角栓が紫外線や空気にさらされて酸化すると、
毛穴の黒ずみに進行します。
30代・40代以降の女性に多いのが、ハリや弾力の低下によって毛穴周りの皮膚が落ち、毛穴がすり鉢状に開いたように見える
たるみ毛穴。
どれほど紫外線を浴びてきたか、ゴシゴシ洗顔や拭き取りといった摩擦・刺激を与える“やりすぎケア”の積み重ねによっても毛穴が開く原因になるため、年齢を重ねるにつれて毛穴のお悩みを抱える女性が増えていくのです。
毛穴レスになりたいなら、まず見直すべきは“落とすケア”
「黒ずみにはこの美容液を使って、たるみにはコレ…」情報過多の時代、あれこれ化粧品を試して迷子になっていませんか?
毛穴のお悩みは人それぞれですが、どのタイプにも、 毛穴ケアの成功のカギをにぎるのはクレンジングと洗顔。“落とすケア”は、皆さんが思っている以上に大切なスキンケアステップなんです。
メイクをしたまま眠ってしまうNG習慣は論外だけど、“何となくクレンジング”を見直すだけでも、毛穴改善効果を実感できるはず。
もちろん、ナチュラルメイクや日焼け止めだけの日もクレンジングは必須。帰宅後はできるだけすぐにメイクオフすることを心掛けましょう。
ホットクレンジングの“温感スチーム効果”で毛穴汚れすっきり
「毛穴ケアクレンジングは洗浄力が高いもの」これは皮脂分泌の盛んな20代までの話。
洗浄力の強すぎるクレンジングは、皮脂を取り除き過ぎてしまい、乾燥を招く原因に。肌が乾燥していると、かえって毛穴が目立つようになります。
肌への優しさや潤いは保ちつつ、毛穴汚れはしっかり落としてくれるものを。
クレンジングの種類は、メイク汚れをさっぱり落とせて、吸着力のある「ジェルタイプ」がおすすめです。
じんわり温かくなる「ホットクレンジング」なら、温感スチーム効果で毛穴を広げて、肌に負担をかけず毛穴の汚れをきれいに落とせます。
肌を温めることで、ごわつきの解消や血行促進、肌が活性化するなど、汚れ落ちだけではないメリットも。
“毛穴ケアには温感クレンジング”という習慣をぜひ試してみてください。
\こんなケアはNG/
“落とすケア”が大切とはいっても、貼ってはがすタイプのシートパックや、除去スティックで角栓を押し出すケアは、毛穴を傷つけてしまう原因に。即効性はあっても肌のターンオーバーが乱れ、毛穴の状態は改善しません。毛穴汚れの除去は、毎日のクレンジングで根本的なケアを。
洗顔は“泡の力”で優しく毛穴汚れを溶かし出す
乾燥を防ぐために「朝は水洗顔のみ」という人は多いのでは? けれど毛穴に詰まった皮脂汚れや、前日にケアしたフェイスクリームの油分は水だけでは落とせません。
洗顔料で洗うと、その後のスキンケアの浸透力もアップします。保湿成分を贅沢配合した洗顔料で、しっとりと洗い上げましょう。
洗顔における毛穴ケアのポイントは、
たっぷりの“泡の力”で “摩擦を抑えて洗う”こと。肌はこすらずに泡を転がす程度でOK。
毛穴やベタつきが気になるときは、きめ細かいふわふわの泡を乗せて60秒間泡パックするとより効果的です。毛穴に詰まった皮脂汚れも溶け出しやすく、肌を傷めずしっかり毛穴ケアが叶います。
\こんなケアはNG/
手洗顔だけでは落としきれない、毛穴奥に詰まった角栓まですっきり落とせる洗顔ブラシ。実は毛穴を傷つけ、かえって広げてしまうことに。どうしても使いたいときは、黒ずみやザラつきが気になるときだけ、スポット使いを。同様に、摩擦が起きやすい酵素洗顔やスクラブ洗顔も週に1度のスペシャルケアとしましょう。
毛穴汚れを落とした後は “与えるケア”でふっくら毛穴を育てましょう
毛穴の汚れを優しく取り除いた後は、たっぷりの潤いを“与えるケア”も大切。毛穴が目立つ人の肌は水分が不足しがちで、水分・油分のバランスが崩れていることをご存知ですか?
“潤いをたっぷり与えながら閉じ込める”ことで、毛穴がふっくらしてなめらかに。化粧水で水分補給をしたあとは、乳液・クリームの油分でフタをしましょう。
プッシング入れでモチモチ感アップ
化粧水・乳液・クリームなどは手で軽くプッシュしながら、じっくり肌に入れ込みましょう。特にたるみ毛穴が気になる箇所は丁寧に。プッシング入れするのと、とりあえずサッとつけただけでは、肌のモチモチ感に大きな差が出るので、ぜひ試してみてください。
保湿剤は水分・油分バランスがよいものを
保湿ケアアイテムは、水分と油分のバランスがよいものを。油分の多い化粧品は、オイリー肌やニキビ肌には油分過剰になってしまいます。
チャ葉エキスやキイチゴエキスといった収れん作用成分が配合されたものは毛穴引き締め効果があって〇。いま注目の肝細胞コスメも、肌の生まれ変わりを促進し、ハリ・弾力ケアにぴったり。
\こんなケアはNG/
毛穴の詰まり・ザラつき解消に効果的な拭き取り化粧水は、敏感肌に限らず摩擦のもと。角質ケアなら、週に1回、乾燥し過ぎないクレイマスクやピーリングマスクといった吸着するタイプで摩擦レスなケアを。
毛穴レス肌をつくるのは基本のスキンケアの積み重ね
毛穴レスな陶器肌をつくるのに即効性のある方法はありません。毎日の地道なスキンケアを継続することで、毛穴の状態は改善されていくもの。
クレンジングなどの基本のスキンケアを見直したうえで、自分の肌に何が足りないかを見極め、美容液といった毛穴悩みに応じたケアアイテムを追加していくと効果的です。